7月28日

デメテル号航海記 ヴァルナ発ウィトビー着 

七月二十八日

地獄の四日間、大渦の中でたたき回されたよう、風は大荒れ。誰も眠れず。男たちは皆、限界まで疲弊。誰も向かえず、どう当直すればいいのかわからず。二等航海士が進んで舵取りと見張りをし、男たちに数時間の睡眠を取らせた。風は弱まった。海はまだ恐ろしいが、船がより安定しているため、マシになってきた。

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