ミナ・マレーの日記
七月二十七日
ジョナサンから何の知らせもない。どうしてなのかわからないが、彼のことがとても心配になってきた。たった一行でもいいから、手紙を書いてほしい。ルーシーは以前にも増して歩き回るようになり、毎晩、部屋の中を動き回る彼女に起こされるようになった。幸い暑いので夜に歩いても風邪をひくことはないのだが、それでも不安と毎日起こされるのが負担になってきており、私自身も緊張してすぐ目が覚めてしまう。幸いなことにルーシーの健康は安定している。ホルムウッドさんは、重病の父親に会うため、突然リングに呼び出された。ルーシーは会うのが延期になったことを嘆いていたが、この嘆きは彼女の容姿に影響を及ぼしていない。彼女はわずかに丸みを帯び、頬は美しいローズピンク色になっている。以前のような貧血気味の表情はなくなった。それが続くことを祈っている。