7月29日

デメテル号航海記 ヴァルナ発ウィトビー着 

七月二十九日

またしても悲劇。今夜、乗組員疲弊で二人体制になれず、一人での見張り。朝の見張りが甲板に上がると、操舵手以外誰もおらず。大声で叫ぶと、全員が甲板に上がった。徹底的に探したが誰もおらず。二等航海士がいなくなり、乗組員は動揺。私と航海士は、今後武装し、原因に関するあらゆる兆候を待つことに合意した。

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