電報 スワード(ロンドン)よりヴァン・ヘルシング(アムステルダム)宛
九月六日
ヒドク アッカ。イソギ コイ。アウマデ ホルムウッド アテ デンポウ ホリュウ トス
手紙 スワード博士からアーサー・ホルムウッド閣下宛
九月六日
親愛なるアート
今日の知らせはあまり良いものではない。今朝、ルーシーの健康状態が後退していた。しかし、一つだけ良いことがあった。ウェステンラ夫人が当然ルーシーのことを心配し、ルーシーのことを専門的に僕に相談してきたのだ。この機に乗じて、古い師で偉大な専門家であるヴァン・ヘルシングが我が家に滞在することになったので、ルーシーを僕と彼の共同の担当患者にすると言った。これでルーシーの母親を過度に心配させずに行き来できる。ルーシーの母親に衝撃を与えることは突然死を意味する。ルーシーの体調が弱っている今の状況では、母親の死はルーシーにとっても悲惨なことかもしれない。友よ、僕たちは皆、困難に陥っているのだ。しかし神の御心により、それを乗り越えていけるだろう。必要があれば手紙を書く。僕からの連絡がなくても、まだ伝えるべきことを待っているだけだと思ってくれ。取り急ぎご連絡まで。
以上
ジョン・スワード