6月5日

スワード博士の日記

六月五日

レンフィールドという人物を理解すればするほど、彼の症例は面白くなってくる。利己主義、秘密主義、目的意識など、ある種の資質が非常に発達している。彼の目的意識が目的とするものを解明したいものだ。自分自身の確固たる計画を持っているようだが、それが何かはまだわからない。彼の長所は動物を愛することだ。しかし、その動物愛には不思議なところがあり、時々、異様に残酷なだけではと思うことがある。彼のペットは一風変わったものばかり。今、彼の趣味はハエを捕まえることだ。あまりに大量に捕るので、諌めなければならないほどだ。驚いたことに、彼は予期していたように激怒はせず、至って真面目にこの問題を受け止めてくれた。彼はしばらく考えてから、こう言った。

「三日待ってくれませんか、片付けますから」

もちろん、それでいいと言った。彼を観察しなければならない。

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